はい!ツルツルピカピカになりました。
いや〜ここまでかなり手間取って時間と体力を使ってしまいました。
次はブリッジの問題点を改善します。
2009.09.07
太い弦を張るとオクターブチューニングを合わせる為にブリッジのサドルをボディーエンド側に下げないといけないんですが現状では「あともう少しサドルを下げる事ができれば」といった感じ。
元の状態はこんな感じ。
サドルをこれ以上、下げようとするとスプリングが邪魔をしているのとネジが弦に当たってしまい下げる事ができません。
この問題に解決する為にシェクターの8弦ギターのブリッジは8弦のみ短いサドルになっていて調整できるようになっています。
そのサドルが売っていないものか探しましたが無かったので思い切ってスプリングを外してネジをカットして短くした分サドルが下がるようにしてしまおうというわけです。
まずはネジをカットしますが最初金切りノコ(写真左)でギコギコ地道に切ろうと考えましたがあまりにも時間が掛かってしまうのでまずはいらないネジを写真右上のワイヤーカッターでカットしてみてネジが変形しないか確認したあと一気にカット!
切り口が荒い箇所をヤスリで磨いて滑らかにしました。
写真上がカット前で傷が付かないようにマスキングテープを貼った状態で下がカットしたものです。
カットしたネジを使って試しにセットしてみました。
スプリングを外してカットしたネジをサドルに付けてサドルを下げるとこのように弦を通す穴が若干隠れてしまい弦とサドルがぶつかってしまいます。
そこで
このように弦が通るように穴に向かって斜めに削り込みました。
このブリッジはブラスでできているので金工用丸棒ヤスリで比較的簡単に削る事ができます。
ただブリッジを固定するネジが近くにあるので接触しないように弦を通して確認しながら必要最低限削りました。
全てのサドルを取り付けました。
上から見ると穴が塞がって見えますが斜めに弦が通るスペースが確保されています。
他のサドルと比べてもサドルが下がるようになっているのがよく分かると思います。
ネックを取り付けて完成!
さっそく弦を張って試奏、といきたいところですが手元に7弦のセットがありません。
注文しているんですがまだ届かず・・・。う〜ん残念!
※後日無事に弦が届き試奏しましたがオークターブチューニングもきっちり合いフレット処理によって弾き心地も向上しました。
あとはネックの握りや塗装が気になりますがこの修正は当分先になりそうです。(2009.09.07)
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