《フレットすり合わせ》

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Dscf0181フレットのすり合わせですが、あくまで自分なりのやり方なので本当にこれが1番良い方法か分かりません。ただ自分としてはこのやり方が良いと思っています。

まずは道具から。写真上は曲がっているように写っていますがきちんと直線を確認済みのアルミの角パイプで指板の長さとほぼ同じになっています。このパイプに紙やすりを貼り付けてフレット上を動かすと直線を保ったままでフレット全体を削る事ができます。全体を削って一番低い所に合わせていくといった感じです。

その他は写真左から金工やすり(フレット両端の処理に使用)、フレットエッジ処理用やすり(両端を削った際にできるバリを削り取ります)、赤ペン(全フレットに塗った後角パイプで削るとフレットの高い所が削れ、低い所は赤く残ります。これを基準に全体が同じ高さになるように削ります)、タジマサンダー(フレットのエッジ処理に使います。フレットの端は角度が付いて処理されていますができるだけ同じ角度になるように削ります)、R付きサンディングブロック(指板のRに沿ってフレットも打っているのですり合わせした後もRを保つためにこのブロックでサンディングします)、フレット用やすり(すり合わせをするとフレットの山が平らになってしまうのでこのやすりでもう一度山をつけますhttp://www.stewmac.com/shop/Fretting_supplies/Shaping_and_crowning/Double-edge_Fret_File.html)

手順としてはフレット両端の処理→全フレットをペンで塗る→角パイプですり合わせ(紙やすり180番くらい)→R付きサンディングブロックでRを付け直す(紙やすり400番くらい)→フレット用やすりで山を付ける→紙やすり1000番くらいで整える→コンパウンドでピカピカに仕上げる。といった感じです。指板は傷が付かないようにマスキングテープで保護していました。

フレット用やすりで山を付ける時にせっかくすり合わせたフレットを削って低くしない為に赤ペンを塗って山の頂点(赤色)を残しつつ山を付けるようにすると削り過ぎないと思います。

作業の手順としてはこんな感じです。文章ではなかなか伝え難いですね?。まぁすり合わせをしないといけないという事はフレッティングが下手という事ですから本来はすり合わせが必要ないというのが良いんでしょうけど・・・。

さぁ次はネックの握り部分の成形かな?

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このページは、akiraが2008年8月16日 22:40に書いたブログ記事です。

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