《レッテル貼り》

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例の通り魔事件でのマスコミの取り扱い方ですが、相変わらずのレッテル貼りや心理学者の役に立たない解説ばかり。だいたい「犯人は○○のような性格で○○の趣向の持ち主」と解説したところで今後の役に立つわけでも無いし同じような境遇を持つ人に対して失礼でしょう。人生経験に乏しい自分が言うのもなんですが人の心は千差万別、そう簡単に解説できるものでは無いと思います。同じような境遇にいる人でも立派に生活している方もいらっしゃるでしょうしそれ以上に辛い境遇の方もいるでしょうし。

大事なのはこのような事件を起こさない為には今後どうするべきか考える事だと思います。今回の犯人は犯行の前から掲示板に自身の思いを書き込みしていたようです。そういった時にどういう風に諭す事ができるか、社会や周りに強い不満がある人にどうやって良い方向に諭してあげられるのか考える事が大事だと思います。

コメンテーターの芸能人が「死刑になりたいが為に犯行を犯す間接的自殺思考」に対して「死にたいのなら勝手に1人で死ねばいい」とコメントしていましたがこれじゃ芸能界でも自殺者が出るはずですよね。死にたいと思う人がいるという事はそこに何か問題があるという事。そこに目を向けずに切り捨てるという事は思考を止めてしまうと同じように思えるのですが・・・。

まぁ大事件が起きるたびに報道姿勢が変わらないという事がマスコミ自体の思考が止まっている証明なのかもしれませんね。

とにかく問題があれば考える事。相手の気持ちや状況を考える事ができれば問題を完全に解決できなくとも良い方向に向かうはず。考える事を止めるとマスコミみたいになってしまいますよ。

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このブログ記事について

このページは、akiraが2008年6月 9日 22:37に書いたブログ記事です。

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