特製の11弦ギターや民族楽器を使いこなすギタリスト「Rob Guz」が所属するバンド「M.A.N」のニューアルバムが何やら面白い事になりそうです。
おさらい、Rob GuzとM.A.Nの動画
http://www.youtube.com/watch?v=tX7iq5tlJzE Rob Guz - M.A.N. Guitarist
http://www.youtube.com/watch?v=9SldDtVpTcA M.A.N " My Own Sickness"
う?んいつ見ても凄い・・・。
以前紹介した時は11弦ギターのチューニングは不明だったんですが↓のサイトによると
http://www.sevenstring.org/forum/extended-range-guitars/79317-i-asked-rob-guz-of-m-a-n-about-his-erg-s-here-s-his-reply.html sevenstring.orgより
Hはドイツ式表記でBの事なので11弦から順に
F♯、F♯、B、B、F♯、B、E、A、C♯、F♯、A
というよく分からないチューニングになっているようです。
低音弦に同じ音程で違うゲージを張っているのは12弦ギターの高音弦の複弦のようなコーラス効果を狙ったものなのでしょうか。よく分かりません。
通常使用している7弦ギターは
F♯、B、F♯、B、E、G♯、C♯でベースはオクターブ下のF♯からのチューニングだそうです。あれ?アルバム「Peacenemy」を聴く限りではそんなに低い印象が無かったような・・・。ギターはヘヴィですけどベースの低音もF♯チューニングのわりにきれいに聴こえていたのでもしかすると聞きやすいようにイコライジングされているのかもしれませんね。
前置きが長くなってしまいましたがそのM.A.Nのニューアルバムについての記事がなかなか興味深いものになっています。
http://www.roadrunnerrecords.com/blabbermouth.net/news.aspx?mode=Article&newsitemID=132652 BLABBERMOUTH.NETより
記事内でスタジオの様子の動画が見れたり新曲を試聴する事ができますがこの音源ははっきり言って「音程が凄く、物凄く気持ち悪い!」なのにカッコイイ!というのも記事によると今回のニューアルバムではメタルバンドでは初めて「full scale quarter tone system」というものを導入したからだそうです。
「full scale quarter tone system」とは何?と思って検索してみるとこの動画が
http://www.youtube.com/watch?v=JoOTgmfeGNM Loudfarmer: M.A.N Studio Report
何を喋っているのかさっぱり分かりませんがベースのフレットを見て察するに微分音程である4分音を導入しているという事なのではないでしょうか。通常のギター、ベースは半音ずつフレットで区切っているのに対しこのベースは半音の半分の4分の1に区切ってあるので、通常1オクターブを12フレットで区切ったベース、ギターの倍の24フレットで区切っているという物のようです。たしかスティーヴ・ヴァイ先生がリプリーギターという同じような仕様のギターを所有していたはず・・・。ピアノでいうと白鍵と黒鍵の間にもう一つ鍵盤があるようなものなのでドレミファソラシドに慣れ親しんだ自分達の耳には音が外れているようにしか聞こえない気持ち悪い音になってしまうのでしょう。民族楽器などではこういった微分音を使ったチューニングや演奏があるようなので実にM.A.Nらしい手法だと思います。それにしても気持ち悪い・・・でも気持ち良い!
ただ1つ気になるのがメシュガーライクなリズムとギターの部分。元々変拍子や似たようなリズムはやっていましたがチャイナシンバルで4分を刻むのはメシュガー過ぎるのでは?まだ完全にミックスが終わっていない音源みたいなのでミキシングでM.A.N独自のサウンドになると良いのですが・・・。いずれにせよ面白い音源になる事は確実でしょうから発売日などの今後の情報に注目したいと思います。
MySpace http://www.myspace.com/manmusic
↑よろしければブログランキングにご協力お願いします。
携帯から見て見たら…。
20秒ずつに分割されちゃうんで尚更判らない状態に…f^_^;
まぁ、俗悪な音に不快感が混じるって感じですか(^O^)
確かに何言ってるかは判らない(>_<)
>ひろさん
携帯でYouTubeは厳しいですよね。そろそろ低回線用のフォーマットを用意したりキャリアがDL容量の規制を緩和してくれると良いんですが・・・。
音源のギターソロは全音半音ではなく4分の1に区切られた音程で作られているので常にクウォーターチョーキングしながらメロディーを弾いているような感じなのでチューニングがずれているように聴こえて気持ちが悪いです。それが民族音楽のように聞こえているので手法としては面白いのかもしれません。