「将来、著作権を侵害する恐れがあるのでピアノを撤去します。」
そんな無茶な話はアメリカの話かと思ったら大阪での裁判の判決だそうです。
http://www.j-cast.com/2007/02/03005314.html
↑こちらに詳しい内容が載ってますがデサフィナードというレストランでの生演奏で著作権を侵害したので損害賠償と楽器類の撤去が命じられたそうです。
このお店の掲示板http://8725.teacup.com/desafinadobbs/bbs
と判決文http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20070131152830.pdf
を読んでみたんですが、個人的に判決には納得がいきません。その理由は
・JASRACが契約を求める際に事前に契約の説明に来ていない。(文書による警告だけ)
・貸切パーティ、イベント等以外ではJASRACの管理曲を演奏していないのに法外な使用料を求めている。(オリジナルの曲やクラシック期限切れの曲を演奏)
・常に著作権侵害がされてないかJASRACに確認してもらえるようにネットで見られるカメラを設置しているのに将来侵害される恐れがあると主張。
・経営者は使用料を払わないと言っているわけでなく契約の詳細な説明と包括契約を求めているのに応じない。
といった感じです。特にカメラを付けて「いつ監視されても侵害しない」と言ってるのに「将来侵害するかも?」っていう理由でピアノを撤去するのはおかしいんじゃないかと思います。
お店はこれからもJASRACと争っていくそうなのでぜひとも頑張ってもらいたいと思います。JASRACなんかに負けたらいかんぜよ!!
掲示板では日々肯定派、否定派との論戦が繰り広げられていて著作権について考えるにはちょうど良いと思うので、ぜひ訪れてみてください。
http://8725.teacup.com/desafinadobbs/bbs
↓あと著作権について皮肉った動画がYouTubeにあったのでどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=jYQ08vQUasY
YouTubeでJASRACで検索すると面白い動画が出るかも?
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