《文化とお金》

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http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080507_ipod_hdd_priceup/ GIGAZINEより
iPodやHDDレコーダーなどが著作権料上乗せで値上がりか

以前から噂になっていましたがiPod等の新たな機器に対して私的録音録画補償金が課金されるようになるかもしれません。

この制度って矛盾や不透明な部分がありすぎて怪しいんですよね。今までiPodなどを使ってきた人に課金しないと不公平ですしダウンロードストアで購入したコンテンツには既に著作権料が含まれているので二重取りになってしまいますし、そもそも必ずしも著作権管理団体で管理されている曲やコンテンツを機器に記録するとは限りませんしね。徴収された著作権料の割り当て先も明確にされていないのも実に怪しい・・・。著作権を本当に守りたいならお金を徴収するのではなく著作権を侵害した者に対する罰則を強化すれば良いと思うんですが・・・。

まぁ最近はCDの売り上げが落ちてきているのでそれに伴なった著作権料収入をなんとか確保したい管理団体の意向を文化庁が聞き入れた結果という事でしょうか。文化庁の人も天下り先である管理団体の収入は確保したいでしょうし。文化庁の人が安易にお金を徴収するしくみを真剣に考えていると想像するとなんとも滑稽というか稚拙というか・・・。

そういえば曰くつきの映画「靖国」に補助金を出したのも文化庁でしたっけ?他にも古墳の壁画を壊したりと文化庁も迷走していますね。個人的には文化は大衆から生まれて大衆によって広められ発展するものだから公的機関がお金を出したり出させたりするべきではないと思うんですが迷走っぷりを見るとそういう事が考えられない状態に陥っているのかもしれません。

管理されているミュージシャンやコンテンツホルダーの方々はどう思っているんでしょう?自分の場合はまた音楽活動できるようになっても管理団体にお願いするつもりはまったくありませんけどね。

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このページは、akiraが2008年5月 7日 22:36に書いたブログ記事です。

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