という事で記事篇です。

今月号はDVDに収録されているギタリストのインタビュー記事が結構多かったのでその他の記事が少なかったかな?
まずはMR.BIGの巻頭特集ですが当然の事ながら4年ぶりのニューアルバム「...The Stories We Could Tell」の事、そしてアルバム制作にはパット・トーピー先生の病の事が重要な要素となっているのでその事についてパット先生はどういう風にアルバム制作に関わっているかもインタビューで語っています。所々でビリー・シーン先生の人生哲学のようなものも語られているのも印象的でした。さすが人生の先輩ですな。他にもこれまでのディスコグラフィーやこれまでの活動の歴史を簡単にまとめたものもあるのでMR.BIGをあまり知らない人にとっても参考になる記事になっています。この記事を読んで知ったんですがニューアルバムの初回版には昔の曲を再録音したCDも付いてくるんですね。それは知りませんでした。
そして今後要チェックの多弦テクニカルギタリストのジャンルカ・フェロの記事も忘れてはいけません。これまでのバイオグラフィー的な事を簡単に語ってくれたり10月29日に日本で発売されるアルバム「UNHEIMLICH」についても語っています。こうやって記事を読んでみると実はキャリアも長く多くの経験を積んだギタリストという事が分かります。これだけ練習熱心で経験積んでいればそりゃ巧いはずですね。今後の活動も注目です。
他にもインタビューでは今回日本のHR/HMギタリスト達が多く登場していました。アンセムは森川之雄氏が復帰した意欲作「ABSOLUTE WORLD」について、筋肉少女帯は4年ぶりのアルバム「THE SHOW MUST GO ON」について、陰陽座は9月に発売された「風神界逅」「雷神創世」についてそれぞれ語っています。
機材の記事で興味深かったのが「トーン・メイキング・ファイル」というアンプセッティングについてまとめられた記事で何が興味深いかというと練習スタジオにある定番アンプ(最近は変わってきている気もしますが)マーシャルJCM900、フェンダーツインリヴァーブ、ローランドJC-120を使って解説してある事、そしてWEB連動で記事内でセッティングされた音を聴く事ができるというのはとても参考になると思います。
http://youngguitar.jp/web/201411-tone-making
これを聴くと分かりますがどのアンプでもそれなりに近いトーンを作る事ができるんですよね。勿論エフェクターの歪みを使ったりしますがこれだけの音を出せるという事が分かれば音作りのやりがいも出てくるのではないでしょうか。
もう一つ興味深い奏法記事・・・と言って良いのか分かりませんが「憧れのヴォーカル・ギター習得術」という記事もこれまでには無いWEB連動の記事で興味深いものでした。
http://youngguitar.jp/web/201411-vocal-guitar
自分は今のところギターヴォーカルをやる予定は無いのであまり関係ありませんがこういった記事を必要としていた人はいるはず。そういった意味で良い記事だと思いました。
そしてWEB連動といえばピックアップ情報のセイモア・ダンカン・マニアック。今回はスラッシュのシグネチュアピックアップAPH-2 Alnico II Pro Slash。
http://youngguitar.jp/seymour-duncan/sdpu_21
スラッシュが長年使用していたAlnico II Proを基本に若干の手を加えているとの事。詳しくは記事を読んでみると面白いと思います。
GITの講師が持ち回りで講座を行うGIT SUMMIT WORKSHOP今回の講師は五陸 守先生が登場。なんと今回はやしきたかじんさんの「東京」をアレンジを加えて演奏しています。
http://youngguitar.jp/gsw/lesson-17
スウィープを含めた速弾きも注目ですが拳回しも大事かも?なかなか面白い試みです。
という事で今月号はDVDやWEBと連動している記事が多かったので理解が深まるものが多かったように感じました。来月号は予告によるとLOUD PARK特集のようです。という事はメタルな要素が増えるという事なので楽しみです!


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