《今月のヤングギター 記事篇》

| コメント(0)

という事で記事篇です。

2088371412

今月はなんといってもウリ先生。特集記事では現在行っているスコーピオンズ時代の曲を演奏するツアーに焦点を合わせてそのツアーを始めるようになった経緯やそのバンドメンバーについて、スカイギターについての詳しい説明、アンプ等の機材について、そして今後の活動についてたっぷり語っています。今後はスカイギターの廉価版の話やライヴのCDやDVD,BD等、新しいアルバムの計画もあるようなので今後が楽しみです。そしてインタビューの他にもライヴレポやこれまでの活動を纏めた記事、ディスコグラフィー、DVD連動の奏法解説もあるのでウリ先生についてたっぷり知る事ができます。日本にも来たいと仰っているので是非とも来日してほしいものです。

今月のインタビューやライヴレポは重鎮揃い。SlashのインタビューはEpiphoneのシグネチュアモデルのPRイベントで来日したのでレスポールにちなんだエピソードを語っています。そのほかにもスティーヴ・スティーヴンスやナイトレンジャーのブラッド・ギルスも登場。そしてBOSTONのライヴレポでは貴重なギター紹介もあります。(といってもトム・ショルツ御大のギターは1本のみ紹介ですが)

そして忘れてはいけないのがジェイソン・ベッカー先生の特集。御存知の通り難病ALSと闘っている名ギタリストですが今月から彼のドキュメンタリー映画「ジェイソン・ベッカー Not Dead Yet ?不死身の天才ギタリスト?」(予告動画 https://www.youtube.com/watch?v=b_b9Ym9hJdk)が限られた地域のみですが上映されるのでそれにちなんだインタビュー、ギターコレクション、活動遍歴、盟友マーティ・フリードマン等のインタビューが掲載されています。自分は映画とは別のWOWOWで放送された彼の作曲作業についてドキュメンタリーを見たんですがただただ圧倒されてしまいました。コミニュケーションは透明の板に書かれた文字を目で示すというもので御両親や近親者等は文字盤無しで理解して通訳の代わりを果たしていました。作曲はG,とかCとかという音名を指定したものをお父さんがギターで鳴らしてタイミングや長さ、伴奏コードを指定したものをアレンジャーがPCに入力して曲の形にしてそれを基にゲストミュージシャンが生演奏をしたり・・・といった具合でした。そうやってできた音楽は病気とかまったく感じさせない素晴らしいメロディーになっているというのは彼の音楽の才能を感じるんですよね。改めて凄い人だと思います。

今月のインタビュー記事は日本のギタリストも実力派が勢揃い。ジェットフィンガー横関敦氏は新譜「JET DESTINY」について、DIMENSIONの増崎孝司氏は新譜「27」について、多弦ギタリストISAO氏はSpark7というプロジェクトのアルバム「Spark7」について語っていますが個人的に最も気になったのはやはり8弦ギターを使っているISAO氏のSpark7についての記事。以前7弦メインでヤングギターDVDに出ていましたが今度は8弦でDVDに出てほしいですね。

そうそう、今月はLOUD PARKのレポがありました。このレポがあるという事は来月には各バンドのギタリストのインタビューがあるという事なので楽しみです。

奏法記事では「フュージョン・マスターズ・セミナー」という記事の見出しで「おっ!?」と思ったんですがちょっと記事の量が少ないような・・・。フュージョンの成り立ちから主なフュージョンプレイヤー、おすすめアルバムや奏法のTAB譜、和田アキラ氏のショートインタビューがありますが譜例が6譜例というのもちょっと少ない気がします。今後本格的な特集をしてくれる事を期待したいですね。

WEB連動のSeymour Duncan Maniacの今回のピックアップはSH-5 Duncan Custom、SH-11 Custom Custom、SH-14 Custom 5の3種類。

http://youngguitar.jp/seymour-duncan/sdpu_22

ギブソンのP.A.F.を基にどういった改良が加えられているか説明されていて更にサンプルの音源もあるのでその違いが分かりやすくなっています。

GITの講師が持ち回りで講座を行うGIT SUMMIT WORKSHOP今回の講師は五陸 守先生が登場。今回はカルチャー・クラブの 「カーマは気まぐれ」風 メロディック・スピード・メタルとの事。

https://www.youtube.com/watch?v=CDJOqZx-DYU 

後半のサビでようやく「あ?なるほど」という感じですがメロスピ特有の速いテンポで戸惑いそうですが基本はペンタトニックスケールのフレーズが中心なのでテンポさえ慣れれば大丈夫な感じです。

という事で今月号はベテランというかレジェンド級のギタリストの記事が目立ちました。来月は予告によるとLOUD PARKのインタビューやANGRAの二人が登場するようなので期待できそうです。

ブログランキング・にほんブログ村へ
↑よろしければブログランキングにご協力お願いします。

コメントする

月別 アーカイブ

ウェブページ

  • about
Powered by Movable Type 5.2.7

このブログ記事について

このページは、akiraが2014年11月20日 00:43に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「《Ibanezのmini kaoss pad 2s内蔵ギターが近日発売》」です。

次のブログ記事は「《楽器フェア情報いろいろ》」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。