
今月もヤングギターを買いましたよ?。発売日の次の日近所の楽器店に買いに行くとなんと売り切れ!ジミヘン人気かDVDが人気だったのか分かりませんがこういう事はあまり無いので取り寄せてもらう事態になってしまったのでした。
今月のDVDのトレーラーはこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=J3gPz5N0T0Q YOUNG GUITAR 2013 April Special DVD Trailer
今月はアレックス・ハッチングス氏のデモ&リック&ローランド製品の紹介、クリス・デュアーテ氏のブルースレッスン最終回、藤岡幹大氏のハーモニクス奏法講座、練習用アンプ弾き比べという4つのコンテンツが収録されています。
まずはDVD初登場のアレックス・ハッチングス氏ですがあまり知らないという方でもBOSSやRolandのデモビデオでなら見たという方も多いのではないでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=-udcCGclriQ GR-55 Guitar Synthesizer Demo (part 1)
もうこのデモを見ただけでも凄い事が分かりますが最近では8弦ギターを使用し始めています。(今回のDVDでは8弦を使用していません)
http://www.youtube.com/watch?v=m0W782Jn90E Alex Hutchings - Free jam with his new 8 string
そんなハッチングス先生は今回BOSSのGT-100、Rolandのギター・シンセGR-55、フロア型のルーパーRC-300を操りながらデモ演奏と機材の使用方法を見せてくれています。ルーパーでコードパターンをループさせながらギター・シンセを使ってみせるのはデモンストレーターの本領発揮といったところでしょうか。エクササイズリックは難易度の高いフレーズを難なく披露してくれていますがここで注意しなくてはいけないのがチューニング。低い方からE,A,D,G,C,F(1,2弦半音上)という全弦4度間隔という誰もが疑問に思ったであろう2弦と3弦の間隔が他の弦の4度間隔と違うという疑問を払拭したチューニングを行なっているという事。当然の事ながらコードフォームやスケールが違うので注意しなくてはいけません。ただこのチューニングだとパワーコードのフォームは全て共通ですしスケールのフォームも共通しているので合理的といえば合理的なんですよね。
(参考記事 http://imaguitarist.wordpress.com/2011/01/24/the-e-a-d-g-c-f-tuning-for-guitar-an-introductory-guide/ )
とはいえ今から変えるのはなかなか厳しいなぁ。なのである程度テクニックを吸収する形で良いかな?あと自身のシグネチュアモデルの解説もしてますよ?。次回は是非とも8弦で登場してもらいたいものです。
お次は今回で最終回のクリス・デュアーテ先生のブルース講座ですが最終回という事もありいつものレッスン以外のコンテンツがあります。いつものレッスンの方はちょっとジャズっぽいニュアンスを加える為のアウトフレーズを解説してくれています。最終階ボーナスセクションではクリス先生が普段行なっている運指エクササイズを実演。スケールトレーニングを基本に徐々にアドリブで広げていくというもので運指トレーニングとしてもフレーズを組み立てるというトレーニングとしても使えそうなものでした。そして今回は使用ギター、機材も解説。細かいエフェクターの設定にも言及しているので参考になるかと思います。最後はアドバイス的なコメントで締めくくっていますがこれで最後と言わずにまた違った形のレッスン等行なってほしいですね。
お次はここのところよく出演している藤岡幹大氏によるハーモニクス奏法講座ですが毎度の事ながらとっつきやすい初歩的なフレーズからやすやすとプレイできない厳しくマニアックなフレーズまで幅広く紹介してくれています。テクニックとしてもナチュラルハーモニクス、タッピングハーモニクス、ピッキングハーモニクス全てフォローしてくれているので初心者によくある「このテクニックを使うとどういうサウンドになるのか」という疑問が解消されると思います。飛び道具として使われがちなハーモニクス奏法ですが使い方によってはメロディアスに演奏できるのでこの機会に習得してみるのも良いのではないでしょうか。
最後はお待ちかねの練習用アンプ弾き比べ!今回弾き比べに使われたアンプは
Blackstar “ID:15TVP”
Fender “Mustang ?”
LINE6 “Spider ? 15”
Marshall “MG15CFX”
ORANGE “Crush 20LDX”
PEAVEY “Vypyr 30”Roland “CUBE Lite”
VOX “VT20+”
YAMAHA “THR10”
ですが、いつものようにメタル系のギタリストにはあまり参考にならないので注意が必要です。だってLine 6 Spider IVのINSANEモデリングとかPeavey Vypyrの6505モデリングといったメタル向けのサウンドでハードロックなフレーズを弾いているんですから。ただこれは他のアンプと同フレーズを弾いて比べなくてはいけないからこういう風になったんだと思います。実際同じ条件で弾き比べているためそれぞれのアンプのサウンドの特徴がよく分かるようになっています。
ですがやっぱりメタル系のアンプモデリングにはメタル系のリフが欲しいですよね。
でも最近ではYouTubeで検索すればどんな感じのサウンドなのかも分かる動画がありますからメタル系の方は検索してみるのも良いと思います。
有名なところではOla Englun(オーラ・エングルンド)の動画コンテンツ。
http://www.youtube.com/watch?v=u3v0DZemTp4 Line 6 Spider IV 15 ? Metal
http://www.youtube.com/watch?v=fNJk-4cgyxE Peavey Vypyr 15 ? Metal
安いアンプでもセッティングを詰めて使えるサウンドにしているのが凄いです。セッティングも公開しているので参考になると思います。
話がそれてしまいましたが弾き比べで同一条件で弾く事も大事ですが特色あるアンプはそれに特化したフレーズも欲しいと思いました。
という事で今回はメタリックな成分が少なめのDVDでしたがテクニックではフュージョン、ブルース等幅広く収録されていました。記事の方はどんな感じですかね?。


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