リペア・メンテナンスの最近のブログ記事

別に9弦ギターだけの話ではない事ですがシンクロブリッジやフィクスドブリッジのブリッジのコマの高さを調整するイモネジって弦高を低くするとイモネジが出っ張って手に当たると痛いんですよね。

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ずっと気になっていてなかなか対処してなかったんですがイモネジの短い物が手に入ったのでようやく交換する事にしました。

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ステンレス製のイモネジで短い方が6ミリ、長い方が8ミリです。1?3弦、7?9弦は短い6ミリの物を使ってそれ以外は8ミリの物を使います。

そうそう、イモネジは使用されているブリッジによってインチ規格の物もあるので交換する時は事前に調べて購入しましょう。自分は一度間違えてインチ規格の物を買ってしまいました。

今回イモネジはAmazonで購入しました。

6ミリ

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00J9DFHE8?psc=1&redirect=true&ref_=oh_aui_detailpage_o00_s00

8ミリ

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00GPHYLCU?psc=1&redirect=true&ref_=oh_aui_detailpage_o00_s00

 

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1つだけ交換するとこんな感じ。出っ張りが解消されているのが分かります。

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全て交換完了しましたが18個のイモネジを交換するのは手間が掛かりますね?。ちょっと疲れましたがこれでコマに手を置いても痛くなくなりました。

ちょっと手間で弾きやすさが大きく変わったのでもっと早くやっておけば良かったです。

同じように気になっている方は是非お試しあれ。

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《自作8弦ギターの修正4》

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フレットの修正が終わったのでようやくブリッジの修正です。

元の状態はこんな感じ。

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オクターブ調整をきっちりする為にもう少しブリッジのサドルを下げたいんですがこれ以上下げようとするとスプリングが邪魔をしているのとネジが弦に当たってしまい下げる事ができません。この問題に解決する為にシェクターの8弦ギターのブリッジは8弦のみ短いサドルになっていて調整できるようになっています。そのサドルが売っていないものか探しましたが無かったので思い切ってスプリングを外してネジをカットして短くしてしまおうというわけです。

まずはネジをカットしますが最初金切りノコ(写真左)でギコギコ地道に切ろうと考えましたがあまりにも時間が掛かってしまうのでまずはいらないネジを写真右上のワイヤーカッターでカットしてみてネジが変形しないか確認したあと一気にカット!切り口が荒い箇所をヤスリで磨いて滑らかにしました。写真上がカット前で傷が付かないようにマスキングテープを貼った状態で下がカットしたものです。

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カットしたネジを使って試しにセットしてみました。

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スプリングを外してカットしたネジをサドルに付けてサドルを下げるとこのように弦を通す穴が若干隠れてしまい弦とサドルが干渉してしまいます。そこで

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このように弦が通るように穴に向かって斜めに削り込みました。このブリッジはブラスでできているので金工用丸棒ヤスリで比較的簡単に削る事ができます。ただブリッジを固定するネジが近くにあるので干渉しないように弦を通して確認しながら必要最低限削りました。

全てのサドルを取り付けた状態です。

Dscf0046

上から見ると穴が塞がって見えますが斜めに弦が通るスペースが確保されています。他のサドルと比べてもサドルが下がるようになっているのがよく分かると思います。

ネックを取り付けて完成!

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さっそく弦を張って試奏、といきたいところですが手元に7弦のセットがありません。注文しているんですがまだ届かず・・・。残念!弦が届き次第試奏して報告したいと思います。

《自作8弦ギターの修正3》

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昨日は久しぶりに知らない間に寝てしまっていました。

さて自作8弦ギターの修正ですがなんとかすり合わせを完了する事ができました。

前回はフレットの高さが揃うまで頂点を削り落とす作業があと少しというところでしたが無事に高さを揃え終わりました。

次は削り落として平らになったフレットをレットファイルを使ってフレットの山を形成し直します。今度は揃えた頂点をできるだけ削り落とさない為にマーキングします。

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そしてフレットファイルで削っていくと

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頂点以外が削れていってこのように残るわけです。このマーキングが消えるか消えないかくらいまで削ると山が形成されます。

山が形成できたらツルツルピカピカになるように磨いていきます。磨き作業にはスポンジヤスリ、コンパウンド、フレット磨き用クロスを使います。

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ただひたすらツルツルピカピカを目指して磨いて磨いて磨いて・・・。

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はい!ツルツルピカピカになりました。いや?かなり手間取って時間と体力を使ってしまいました。知らない間に寝てしまうはずですね?。

とりあえずこれでなんとかブリッジの作業に移れます。これがまた時間が掛かりそうな予感が・・・。

《自作8弦ギターの修正2》

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前回は指板サイドからはみ出ていたフレットを削る作業が片方終わった所で終了しましたので次はもう片方の処理です。前回タジマサンダーで大まかに削っていましたが細かい作業ではちょっと扱い難いので今回は金工用の小さいヤスリのみで行いました。

削った箇所を指で触って確認しながら作業を行ったので時間は掛かりましたがこれで大丈夫なはず・・・。

次は浮いたフレットを圧入した分低くなったのをすり合せを行います。

まずはいつものようにネックが真っ直ぐか確認&調整して作業中に指板に傷が付かないようにマスキングテープを貼ります。

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頂点部分をマーカーで塗ります。

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そしてすり合せ用の角パイプで軽く削ると低い部分だけ黒く残ります。

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これだけの部分がフレットが浮いていたんですね?。フレットをハンマーで打ちつけるのはどうも苦手だったので圧入する方法にして本当に良かったです。

現在の状況はこんな感じ。

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あとこの黒い部分が消えれば完了ですが思ったより時間が掛かっています。早くブリッジの修正もやりたいなぁ?。

《自作8弦ギターの修正》

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お盆休みモードが終了して少し経ち体調も生活も落ち着いてきたので前々から気になっていた自作8弦ギターの諸問題を解決しようと少しずつ作業する事にしました。

気になっている点は

・指板痩せによるフレットの出っ張り
・フレット浮き
・オクターブ調整の為のブリッジのサドルをボディーエンド側にもう少し下げたい

ブリッジのサドルは調整用のビスの長さを短くしてスプリングを外せはもう少し下がりそうなんですがどうなる事やら・・・。

その他にも塗装やネックの握りも修正したいんですがかなり手間が掛かるし塗装の乾燥時間も掛かるので計画中の8弦LPを完成させてからにしたいと思っています。

まずはフレット周りの作業から。

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フレット浮きを解消する為にボール盤にフレット圧入用アタッチメントをセットして圧入します。8弦ギターの指板の幅が広い箇所はアタッチメントよりも幅が広いので横にずらして数回に分けて圧入しました。ネックの下には傷が付かないようにサポートカウルとクロスを敷いています。

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次は指板の側面から少し出っ張ったフレットを削っていきますがネックにはマスキングテープを張って保護して道具はタジマサンダーの一番目が細かい物を使用しました。

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この用にフレットが出っ張っている所だけを削っていきます。あと写真には写っていませんが金工用の細いヤスリも使って削っています。片方が大体終わった所で作業がストップ。体に負担を掛けない為に少しずつ作業を行うつもりです。この作業が終わればフレットのすり合せしてネックの方は終了の予定。

ブリッジの方はちょっと手間が掛かるかもしれませんね?。

《すり合せ完了》

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体調と相談しながら少しずつ作業したのでかなり時間が掛かってしまいましたがようやく終了です。フレットを磨くついでにボディーや金属部品等もコンパウンドで磨いたらほぼ新品状態になってしまいました。とても15?6年前のギターとは思えないほど。これでまたしばらく気持ち良く弾く事ができます。

このギターは自分がギターを始める時に購入した安ギターですが愛着があるのでこのギターだけはずっと使い続けています。まだまだ使い続ける為にもお金に余裕ができたら電気系統やピックアップを交換したりフレットを交換したりしたいと思います。

さ、次は自作8弦の指板痩せで飛び出たフレットを修正しなくては・・・。

《ネックジグ?》

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昨日のフレットすり合せの動画でネックを乗せていた台はネックジグという物のようです。

http://www.stewmac.com/shop/Fretting_supplies/Jigs_and_fixtures/Erlewine_Neck_Jig.html

昨日の動画ではネックだけ乗せていましたが本来はボディーにネックをセットした状態で乗せてナット部分とボディー部分で固定、ヘッド下にある棒が突き上がる事でヘッドに圧力を加えて弦を張ってテンションが掛かった状態を再現するようです。これなら弦を張ったネックの状態を維持してフレットのすり合せができるという何とも便利な代物なんですね?。確かに弦を張った状態と弦無しの状態でネックはまったく違う状態なので本当はこういった物を使用してすり合せを行った方が良いでしょうね。さすがに自分は導入する事はできませんが・・・。

海外のショップではこんな便利な物がゴロゴロしているんですよね。羨ましい限りです。

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トーカイのレスポールを弾いていたら何箇所か音詰まりが酷いポジションがあったのですり合せを行いました。といってもまだ途中・・・。トーカイのレスポールのフレットすり合わせはこれで2度目なんですが今思えば前回が不完全だったんでしょうね。

自分が行っている手順は
弦を外した後ネックを(できるだけ)真っ直ぐの状態に調節する。すり合わせ時に指板に傷が付かないようにマスキングをする。

真っ直ぐな角パイプにサンドペーパーを貼り付けた物ですり合わせ。この時フレット上にマジックなどでマーキングしておくとフレットが高い所は削れて低い所だけマーキングが残るのですり合せの目安になります。

すり合せが終わったらフレット用のヤスリで削れたフレットの山を形成し直します。

番手の高いサンドペーパーや自分の場合はスーパーファインのスポンジヤスリで磨いて仕上げにコンパウンドかフレット用クロスで磨くとピカピカツルツルのフレットになります。

この方法は以前紹介したYouTube動画を参考にしました。
http://www.youtube.com/watch?v=Fus__nO6XCc
http://www.youtube.com/watch?v=I-6OxZVpZio
http://www.youtube.com/watch?v=AgPPGxniLdM
http://www.youtube.com/watch?v=vm5kjLsDOdc
かなり詳しく丁寧に解説しているので参考になると思います。 

する合わせが完了したらしばらくは安泰ですが、でもフレットの高さ自体がすり合わせた分低くなってきているのでそろそろフレットを交換した方が良いのかもしれません。その時はステンレスフレットにでも交換しましょうかね。

《動画で勉強》

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体調不良の時は何もしないのが一番。かといって何もしないのも暇なのでYouTubeの動画でギターのリペアを勉強したいと思います。

最近知ったこのチャンネル。
http://jp.youtube.com/user/smbstressfest

まだ動画の数は少ないんですがかなり詳しくリペアの様子がUPされています。
フレット交換の様子を見るとどれだけ手間が掛かっているのかよく分かると思います。これだけ丁寧に行っているのであればリペアショップで高額なのも理解できます。

道具類の説明もしっかりしてくれているのもありがたいところ。興味がある道具もこうやって紹介してくれる事で必要かどうか分かるので助かります。

これだけ詳しいとなると他のリペアも気になります。これは今後に期待ですね?。

《ステンレスフレット》

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シルバーニッケルで作られた通常のフレットよりも硬く耐久性があるステンレスフレットですが以前から興味があったもののリペアショップに交換を依頼すると通常のフレット交換よりも高価になる為なかなか手が出せませんでした。しかしステンレスフレットだけ購入して自分で交換すればある程度安くできそうなので最近興味を持っています。良い物であれば8弦ギターにも使いたいと思っています。

ステンレスフレットを使ったギターを試奏できれば良いんですが採用されているギターといえばドラゴンフライやパーカーなどの高価で珍しいギターがほとんどなので試奏するのも困難・・・。やはり実験的に家にある古いギターで交換してみるしかないのでしょうか・・・。

ちなみにリペアショップなどに頼むと4?5万円、フレットのみ購入だと4?5千円くらいのようです。リペアショップにお願いするのが確実なんですけどね。

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